Lightroomで写真を編集するとき、「毎回同じような調整を繰り返すのが面倒」「プロっぽい雰囲気に仕上げたいけどやり方がわからない」と感じたことはないだろうか。そんなときに活用したいのがLightroomのプリセット機能だ。プリセットを適用するだけでワンクリックで写真のトーンや雰囲気をガラリと変えることができる。
この記事では、無料でダウンロードできる高品質なLightroomプリセットを中心に、プリセットの基本的な使い方や選び方を紹介する。お金をかけずにLightroomの編集力を底上げしたい方はぜひ参考にしてほしい。

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Lightroomプリセットとは?
Lightroomプリセットとは、露出・コントラスト・色温度・彩度・トーンカーブなどの編集パラメーターをひとまとめにした「設定テンプレート」のことだ。写真にプリセットを適用すると、事前に決められた補正値が一括で反映される。
プリセットのメリットは大きく3つある。
- 編集時間の短縮:ワンクリックで複数の補正を同時に適用できる
- トーンの統一:複数の写真に同じプリセットを適用すれば、シリーズ全体の雰囲気を揃えられる
- 学習効果:プロが作ったプリセットのパラメーターを見ることで、どんな調整でどんな効果が出るか学べる
なお、プリセット機能を本格的に使うにはLightroom本体が必要になります。フォトプランはパッケージ版・オンラインコード版も流通しているので、実際の価格を並べて確認しておくと選びやすくなります。
プリセットはあくまで出発点であり、適用した後に個別の写真に合わせて微調整するのが実践的な使い方だ。
無料で使えるLightroomプリセットの入手先
Adobe公式プリセット
Adobe自体がLightroomアプリ内で無料プリセットを提供している。Lightroom ClassicやLightroomモバイル版のプリセットパネルから「プレミアムプリセット」や「推奨プリセット」にアクセスでき、風景・ポートレート・シネマティックなど用途別に用意されている。Creative Cloudの契約者であれば追加料金なしで利用できるのが嬉しいポイントだ(参考:Adobe公式 Lightroomプリセット)。
プリセット配布サイト
以下のようなサイトで無料プリセットがダウンロードできる。
- コリス:日本語サイトで多数の無料プリセットをまとめて紹介している
- PhotoshopVIP:海外製プリセットの日本語紹介記事が充実
- The Presets Room:250以上の無料プリセットをカテゴリ別に配布
- TourBoxTech:厳選した無料プリセットを使い方付きで紹介
ダウンロードする際はファイル形式に注意しよう。Lightroom Classic用は「.xmp」ファイル、モバイル版は「.dng」ファイルが一般的だ。古いバージョン向けに「.lrtemplate」形式で配布されているものもあるが、最新のLightroomではxmp形式に変換して読み込まれる。
写真家が配布する個人プリセット
プロの写真家やインフルエンサーが自分のスタイルを再現したプリセットを無料配布しているケースもある。SNSやブログ経由でダウンロードリンクが公開されていることが多く、その写真家の作品が好きなら試してみる価値は大きい。ただし個人配布のものは品質にばらつきがあるため、レビューや口コミを確認してからダウンロードするのがよいだろう。

ジャンル別おすすめプリセットの傾向
風景写真向けプリセット
風景写真向けのプリセットは、空や緑の彩度を引き上げ、コントラストを強めに設定しているものが多い。ダイナミックな印象を与えるためにハイライトを抑えてシャドウを持ち上げるHDR風の設定も人気がある。日の出・夕焼けに特化したプリセットは暖色系のトーンが強調され、秋の紅葉や花畑の写真にも映えやすい。
ポートレート向けプリセット
ポートレート向けプリセットは、肌の色味を自然に保ちつつ柔らかいトーンに仕上げるものが主流だ。シャドウを持ち上げて顔の影を和らげ、彩度はやや控えめにすることで上品な雰囲気を演出する。フィルム風の粒子を加えたレトロ調のプリセットもポートレートとの相性がよい。
フィルム風プリセット
フィルムカメラで撮影したかのような質感を再現するプリセットは、デジタル写真に温かみや懐かしさを加えてくれる。シャドウを浮かせて黒つぶれを防ぎ、ハイライトに色かぶりを加えるのが定番の設定だ。Kodak PortraやFuji Pro 400Hなど、実在のフィルムを模したプリセットが多く配布されている。
元になったフィルムそのものを1本試してみると、プリセットが何を再現しようとしているのかが感覚的につかめます。
シネマティック風プリセット
映画のワンシーンのような雰囲気を出すシネマティック系プリセットは、ティール&オレンジ(青緑と暖色の対比)が定番の色味だ。街中のスナップや夜景に適用すると映画的な空気感が生まれやすい。
Lightroomプリセットのインストール方法
Lightroom Classic(PC版)
- ダウンロードしたxmpファイルを用意する
- Lightroom Classicを起動し、現像モジュールに切り替える
- 左パネルの「プリセット」エリアで右クリック→「プリセットを読み込み」を選択
- xmpファイルを選んで「読み込み」をクリック
Lightroomモバイル版
- DNGファイルをスマホに保存する
- Lightroomアプリでそのファイルを読み込む
- 写真を開き、右上の「…」メニューから「プリセットを作成」を選択
- 名前を付けて保存すると、プリセット一覧に追加される
プリセットをダウンロードする際は、信頼できるサイトからダウンロードすること。zipファイルに不正なプログラムが含まれているケースもあるため、ウイルス対策ソフトでスキャンしてから展開するのが安全だ。
プリセットを活用するコツ
そのまま適用せず微調整する
プリセットは撮影条件が異なる写真に一律で適用するものなので、プリセット適用後に露出やホワイトバランスを微調整するのが基本だ。「プリセットを当てて終わり」ではなく「プリセットで方向性を決めてから仕上げる」という意識を持つと、仕上がりのクオリティが一段上がる。
とはいえ、微調整の判断は表示している画面の色に大きく左右されます。色の基準をそろえておきたい方には、色域や工場校正をうたったモニターが選ばれています。
写真に合ったプリセットを選ぶ
風景写真にポートレート向けプリセットを適用しても、彩度が物足りなかったり明るすぎたりすることがある。プリセットのジャンルと写真のジャンルを合わせるのが自然な仕上がりへの近道だ。
自分だけのオリジナルプリセットを作る
気に入った編集設定ができたら、それをプリセットとして保存しておこう。自分のスタイルをプリセット化しておけば、似たような条件の写真に一瞬で適用できる。SNSで発信する際にもトーンが統一されて見栄えがよくなる。
各パラメーターの意味をひととおり押さえておくと、オリジナルプリセット作りはぐっと早くなります。手元に1冊置いて辞書代わりに使う方も多いです。

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有料プリセットは買うべき?
無料プリセットで満足できない場合や、特定のクリエイターのスタイルを忠実に再現したい場合は有料プリセットも検討する価値がある。有料プリセットは無料版に比べて調整の完成度が高い傾向があり、撮影ジャンル別に細分化されたパッケージで販売されていることも多い。
ただし、プリセットの価値は写真との相性に左右されるため、購入前にサンプル写真で効果を確認できるサイトを選ぶのがよい。「買ってみたけど自分の写真にはイマイチ合わなかった」というケースを避けるためにも、まずは無料プリセットで自分の好みの方向性を把握してからのほうが失敗しにくい(参考:コリス 無料Lightroomプリセットまとめ)。
よくある質問(Q&A)
Q. Lightroomモバイル版(無料)でもプリセットは使える?
使える。Lightroomモバイル版は無料でも基本的な編集機能とプリセットの適用が可能だ。ただし一部の機能(マスク、修復ブラシなど)はCreative Cloud有料プランでないと使えないため注意しよう。
Q. プリセットを使うと全部同じ写真に見えないか?
プリセットを当てっぱなしにすると確かに似た印象になりがちだ。適用後の微調整を忘れずに行い、写真ごとの個性を引き出すことが大切だ。同じプリセットでも、元の写真の露出や色味によって仕上がりはかなり変わる。
Q. Lightroom Classic用のプリセットはLightroomモバイルでも使える?
Creative Cloudで同期していれば、Lightroom Classic上で追加したプリセットがモバイル版にも反映される。ただし一部の調整項目がモバイル版で非対応の場合、完全に同じ仕上がりにならないことがある。
プリセット活用時のありがちな失敗
プリセットを大量にダウンロードして管理できなくなる
無料プリセットは手軽に入手できるため、気がつくと数百個のプリセットが溜まっていることがある。整理されていないプリセットの山から目的のものを探すのは非効率だ。ジャンルごとにフォルダを分けて管理する習慣をつけておくと、必要なプリセットにすぐアクセスできる。
プリセットと一緒に増えていくのが、元写真そのものです。カタログごと外付けドライブにまとめておくと、パソコンの容量に追われずに済みます。
写真に合わないプリセットを無理に使う
「せっかくダウンロードしたから使わないともったいない」という気持ちで、写真に合わないプリセットを無理に適用すると仕上がりが不自然になる。プリセットはあくまで「方向性を示すもの」であり、写真との相性がよくなければ別のプリセットに切り替える柔軟さが大切だ。
プリセットに頼りすぎて基本操作を覚えない
プリセットに慣れすぎると、基本的な色補正や露出調整のスキルが身につかないことがある。プリセットの各パラメーターを分析して「なぜこの設定でこういう雰囲気になるのか」を理解することが、編集スキル向上への近道だ。
まとめ
Lightroomプリセットは、写真編集の効率と品質を同時に高めてくれる便利なツールだ。Adobe公式やプリセット配布サイトから無料で高品質なプリセットを入手でき、インストールも簡単だ。
まずは無料プリセットをいくつか試してみて、自分の写真に合うトーンを見つけるところから始めよう。慣れてきたら自分だけのオリジナルプリセットを作って、編集の効率と統一感をさらに高めていってほしい。
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