Canon EOS R50は、RFマウントのAPS-Cエントリーモデルとして登場し、発売以来ずっと売れ筋ランキングの上位に位置しているカメラです。約328gという軽さと、上位機種に匹敵するAF性能の組み合わせが高く評価されています。
ただ、「初心者向け」と聞くと「すぐに物足りなくなるのでは?」と不安を感じる方もいるのではないでしょうか。実際に購入した方の口コミを見ると、満足している声と不満の声の両方がはっきり分かれている印象です。
この記事では、EOS R50の良い口コミ・悪い口コミの両方を集め、実際のところどんな人に向いているカメラなのかを客観的にまとめます。購入を迷っている方の判断材料にしてください。
EOS R50の基本スペック
まず主要スペックを整理しておきます。
- センサー:APS-C 約2420万画素
- マウント:RFマウント(RF-Sレンズ対応)
- AF:デュアルピクセルCMOS AF II(被写体認識対応)
- 連写:最大約15コマ/秒(電子シャッター)
- 動画:4K 30p(ノンクロップ)/ フルHD 120p
- モニター:バリアングル タッチパネル
- ファインダー:EVF(約236万ドット)
- 重量:約328g(バッテリー・SD含む)
- 手ブレ補正:ボディ内非搭載(レンズIS対応)

良い口コミ・高評価ポイント
軽さは正義|毎日持ち歩ける
口コミで最も多いのが「軽い」「持ち出しやすい」という声です。約328gはペットボトル1本より軽く、小さなカバンにも余裕で収まります。「重いカメラは結局使わなくなる」という経験談から、あえて軽さで選んだという方が少なくありません。
特にRF-S18-45mmレンズとの組み合わせは総重量500g以下に収まり、一日中持ち歩いても疲れない軽さです。
AF性能が予想以上に優秀
デュアルピクセルCMOS AF IIによる被写体認識は、人物・動物・乗り物に対応。「子どもの運動会でもしっかり追従してくれた」「猫のジャンプにもピントが合った」など、動く被写体への追従力を評価する声が目立ちます。
エントリー機でここまでのAF性能を搭載しているのは、CanonのAF技術の蓄積があってこそ。上位機種のEOS R6 Mark IIと同じ被写体認識アルゴリズムが使われている点は、スペック表だけでは分かりにくいR50の隠れた強みです。
4K動画がノンクロップで撮れる
この価格帯のAPS-C機は4K撮影時にクロップ(画角が狭くなる)がかかるものが多いのですが、R50はノンクロップで4K 30p撮影が可能です。クロップなしということは、ファインダーで見たままの画角で動画が撮れるということ。
Vlogや動画配信を視野に入れている方にとって、ノンクロップ4Kは大きなメリットになります。
フルHD 120pのスローモーション撮影にも対応しており、ペットや子どもの動きをスローで残すこともできます。SNS用のショート動画素材にも使いやすい機能です。
Canonの色味が良い
「撮って出しのJPEGが綺麗」「特に肌色の再現が自然」という色味への満足度も高い傾向にあります。RAW現像をしない方でも満足できるJPEG品質は、Canon伝統の強みです。

悪い口コミ・不満ポイント
ボディ内手ブレ補正がない
口コミで最も多い不満がこれです。同価格帯のNikon Z50IIがボディ内手ブレ補正を搭載しているだけに、R50に手ブレ補正がないのは明確な弱点です。IS(手ブレ補正)非搭載のレンズを使う場合、暗い場所ではシャッタースピードが下がってブレやすくなります。
ただし、キットレンズのRF-S18-45mmはIS搭載なので、キットレンズで使う分にはそこまで困らないという声もあります。
バッテリー持ちがやや不安
CIPA基準で約250枚(ファインダー使用時)と、バッテリー持ちは正直あまり良くありません。一日中撮影するなら予備バッテリーは必須です。USB Type-C給電に対応しているため、モバイルバッテリーからの充電も可能ですが、撮影しながらの充電はやや煩わしさがあります。
グリップが浅い
軽量化の代償として、グリップ部分の厚みが控えめです。手の大きい方からは「小指が余る」「ホールド感がイマイチ」という声が出ています。エクステンショングリップを装着すれば改善しますが、追加出費になる点はマイナスです。
EVFの倍率が小さい
EVFは搭載されていますが、倍率が約0.59倍と上位機種と比べて小さめです。「ファインダーを覗いたときの没入感が物足りない」という意見があり、ファインダー撮影を重視する方にはやや不満が残るポイントです。
手の大きさやファインダーへのこだわりは個人差が大きい部分です。口コミだけで判断せず、可能であれば家電量販店で実機を握ってみることをおすすめします。

EOS R50はこんな人におすすめ
以下に当てはまる方にはR50は非常に良い選択になります。
- 初めてのミラーレスカメラを探している
- 軽くて持ち運びやすいカメラが欲しい
- 子どもやペットの撮影が主な用途
- 写真だけでなく動画(Vlog)も撮りたい
- RAW現像はせず、撮って出しで楽しみたい
- Canonブランドの安心感が欲しい
EOS R50をおすすめしにくい人
- 暗所撮影が多く、ボディ内手ブレ補正が必要な方
- ファインダーを覗いてじっくり撮影したい方
- 大きな手でしっかりグリップしたい方
- 将来的にフルサイズへの移行を考えている方(レンズ資産の互換性に注意)
ライバル機種との比較
vs Nikon Z50II
ボディ内手ブレ補正搭載のZ50IIは機能面ではR50を上回ります。ただし、価格はZ50IIのほうが高めです。手ブレ補正を重視するならZ50II、軽さとコスパを重視するならR50という選び方になります。
vs Sony α6100
AF性能はどちらも優秀ですが、α6100はやや設計が古いため動画性能ではR50が上回ります。一方、α6100のEマウントはレンズの選択肢が豊富なため、レンズで遊びたい方にはSonyも検討の価値があります。
vs FUJIFILM X-S20
色味にこだわるならFUJIFILMの選択もありますが、X-S20は価格帯が一段上になります。フィルムシミュレーションに魅力を感じなければ、コスパ的にはR50が優位です。
Q&Aコーナー
Q. EOS R50は初心者でも使いこなせる?
Canonのカメラは操作性の分かりやすさに定評があり、R50も例外ではありません。シーンインテリジェントオートモードなら、カメラが自動で最適な設定を判断してくれるため、初日から綺麗な写真が撮れます。慣れてきたらマニュアルモードに挑戦すれば、段階的にスキルアップも可能です。
Q. キットレンズとダブルズームキット、どちらを選ぶべき?
運動会やスポーツ観戦など望遠撮影の予定があるなら、ダブルズームキットが断然お得です。望遠レンズを後から単品で買うよりもキットのほうが3万円以上安く手に入ります。使う予定がなければ標準レンズキットで十分です。
Q. R50とR100、3万円の差は価値がある?
バリアングル液晶・Bluetooth常時接続・クリエイティブブラケットなど、R50にはR100にない機能が多数あります。特にバリアングル液晶は自撮りやローアングル撮影で重宝するため、3万円の差は十分に価値があると考えて良いでしょう。
Q. R50で星空は撮れる?
撮影自体は可能ですが、ボディ内手ブレ補正がないため三脚は必須です。APS-Cセンサーの高感度耐性はフルサイズに劣るため、本格的な星景写真を目指すならフルサイズ機のほうが向いています。「記念に星空も撮ってみたい」レベルなら問題ありません。
Q. いつ頃買うのがお得?
年末年始のセール、3〜4月の新生活キャンペーン、ボーナス時期の6月・12月が狙い目です。家電量販店のポイント還元やAmazonのセールも活用すると、実質的な購入価格を下げられます。
まとめ
Canon EOS R50は、軽さ・AF性能・画質のバランスが優れた入門ミラーレスです。手ブレ補正非搭載やバッテリー持ちなど弱点はあるものの、価格と性能のトータルバランスで見れば、この価格帯で最も安心して選べるカメラの一つといえます。
「最初の一台」として後悔しにくい堅実な選択肢であることは、口コミの総合評価からも明らかです。迷ったらまず実機を触ってみて、その軽さとシャッター音を体感してみてください。
R50の詳細スペックはCanon公式EOS R50ページで確認できます。最新の価格推移は価格.comでチェックしてみてください。

